販促・プロモーション事業を展開するアサヒ・ドリーム・クリエイト株式会社様では、営業担当者が提案から納品まで一手に担う体制のもと、事務作業の負担増大や業務の属人化に課題を抱えていました。管理部門でも人員減により1名体制となり、給与計算をはじめとする重要業務の継続性が懸念されていたなかで、Cloud Buddy の導入をいただきました。伴走支援により、営業現場ではある担当者に1日2時間の余白が生まれ、管理部門では月5時間の給与計算業務がゼロに。営業部門の上野様と管理部門の西田様に、導入の背景と成果を伺っています。

| 会社名 | アサヒ・ドリーム・クリエイト株式会社 |
| WEBサイト | https://pop-asahi.com/ |
| 事業内容 | 販促・プロモーション事業 |
| 従業員数 | 約50名 |
| 主な依頼業務 | 受注データの確認・入力、給与計算、年末調整サポート |
| サービス利用期間 | 約7ヶ月(2025年7月〜) |
Cloud Buddy 導入前、どのような課題を抱えていましたか?
上野様(営業部門): 売上が伸びるほど、受注後の事務処理やデータ管理の業務量も膨らんでいました。案件数は増え続ける一方で社内リソースには限界があり、業務の属人化も進んでいた。「仕組み化しなければ、今後の成長が止まる」という危機感がありました。
うちは提案から納品まですべて営業が担当します。大阪からお客さんのところへ片道1時間半、往復で3時間ほどかかる。帰ってきてからの事務作業で残業や精神的な負担がとても大きくて、「営業としての本当の仕事って何なんだ」と考えるようになりました。事務作業ではなく、顧客との関係性づくりに時間を振りたい。DX を進めることと、関係性づくりの時間を確保すること。この2つが大きな課題でした。
さらに、社内に DX 推進の専門部署があるのですが、使う用語やコミュニケーションの方法が現場と異なっていて、こちらの要望がそのまま伝わりにくい。「思ったものが作られない」「作ったけど使ってもらえない」という行き違いがよく起きていました。
西田様(管理部門): もともと3名体制が定数の部署でしたが、社内の方針変更による部署異動と、家庭の事情での退職により1名体制になってしまいました。経理・人事・労務を1人で回さなければならない状況です。私には小さい子供がいるので、突然休まなければいけないリスクも常にある。そのなかで給与計算だけは絶対に後回しにできない業務です。自分がいなくてもできる体制が欲しくて、外部にお願いできないかと考えたのが出発点でした。
Cloud Buddy を知ったきっかけと、選んだ決め手を教えてください。
西田様:私は以前、2人目の産休・育休に入るタイミングで経理業務を代行会社に依頼した経験がありました。ルーティン業務であれば外部の方でもできるという実感があったので、労務関係でも出せるものがないかと考えていたんです。外部に委託すること自体への抵抗感はまったくありませんでした。社員を1人雇うよりもコストが格段に安いので、積極的に使っていこうという方針を代表とも決めました。
上野様:知人から「何でも解決してくれる」「すごい人たちいるよ」と聞いたのが最初のきっかけです。その後、管理部がすでに Cloud Buddy と一緒に業務改善に取り組み、担当者の時間削減を実現していたので、営業部でもすぐにお願いすることになりました。
最終的な決め手は、「作業を任せる」ではなく「仕組みを共につくる」パートナーだと感じられたこと。単なる作業代行ではなく、当社が目指す DX を念頭に業務設計まで伴走いただけるという点に大きな価値を感じました。
導入プロセスで最も苦労されたことは何ですか?
上野様:「お願いする覚悟」が一番大変でした。「どこまで外部に任せられるのか」「品質を担保できるのか」という懸念がありましたし、お客様からお預かりしたデータの取り扱いはシビアで細かいものなので、ちゃんと対応していただけるかという心配もありました。
ただ、Cloud Buddy が積極的に業務の言語化・見える化をリードしてくださったので、想定していたほどの負担はありませんでした。セッション形式で指示書の書き方やデータチェックの方法を一緒に整理していくプロセスを経て、業務品質そのものがブラッシュアップされた感覚です。
今では細かく指示をしなくても意図を汲み取って対応してもらえます。昨日も2件データチェックをお願いしたんですが、すぐに作業が完了していて、BUDDYさんから「これは当たり前にやっておきましたよ」というテンションで返してもらえる。単なる引き継ぎにとどまらず、品質向上に向けた改善提案もいただけるので、すごく助かっています。
西田様:何を事前に伝えておけばスムーズに進むのか。それが一番の課題でした。自分が労務分野の経験が少なく、委託したプロセスの中で何がどう変更されたのかの記録が最初の頃はまったく残っていなくて、「どうしてこうなってしまったんだろう」ということもありました。その経験を踏まえて、BUDDYさんがどこを変えたかをリストに残してくれるようになり、見えていなかった部分が「見える化」されたんです。
あとは、お願いするとはいえ自社のことなので、やっぱり私自身が理解していないとお願いもできない。賃金の構成や計算の仕組みを自分で学び直しながら、それを伝えて理解していただくプロセスが一番苦労した部分です。

Cloud Buddy 導入による具体的な効果を教えてください。
上野様:日次で集計を取ったものを共有してもらっているのですが、1週間で平均10〜20件のデータチェックを依頼しています。このプロジェクト開始当初は1件あたり15〜20分程度かかっていた時間も、今では10分を切り、社内で作業するのと変わらない作業時間で対応してもらっています。結果として、全社で毎月30時間以上データチェック時間から社員を解放できており、精神的な負担も含めて削減できていると感じています。
特に東京オフィスでは、もともと営業がデータチェックやチェック依頼を行っていて、営業ができなければ誰かに負担が集中する構造でした。そこを外部にお願いしたことで、営業担当者が自分たちの本来の作業に集中できるようになっています。
最近では「あれ、いつの間にか終わってる」という感覚です。依頼した作業が本当に 5分 くらいで完了していることもあって、驚くほどスピーディーに対応いただいています。
数字だけでなく、「仕組みで回す」という意識がチーム全体に浸透してきたのも大きな変化です。業務品質と納期も安定してきました。
西田様:給与計算にかかっていた毎月約 5時間 の作業時間が、完全に ゼロ になりました。その分を他の業務に充てられるのは、かなり大きな削減です。
数字以上に大きいのは安心感ですね。自分が給与計算をしなくても社員に迷惑がかからない。「万が一休んでも、給与計算だけは後ろで回っている」という安心感はとても大きいです。
Cloud Buddy の対応で特に評価されている点はありますか?
上野様:単なる委託先ではなく、「伴走していただける業務改善のパートナー」だと感じています。すごく相談しやすい空気感があって、安心して依頼できる。
社内の DX 推進部署と営業現場の間で通訳のような役割を果たしてくれる点も大きいです。こちらの意図を噛み砕いて言語化してもらえたり、会議の進め方をアドバイスしてもらえたりして、社内コミュニケーションがスムーズになりました。「そう、そう言いたかったんです」ということがよく起きます。
西田様:入っていただいているBUDDYさんのスキルがとても高いです。私自身の経験が浅い分野だったのですが、賃金規定を見せるだけでしっかり読み取っていただけて、適切な処理を進めてくださる。
年末調整は、私の育休中にシステムが変更したことに伴い、自社で対応する方針に変更されました。今までは会計士の先生にお願いしていたため、社内での対応経験がなくとても不安だったんです。でもBUDDYさんが「ここの設定はしておいた方がいいですよ」と先回りしてくれて、不明点にも根拠をもとに説明してくださった。「プロが後ろについてるくらい心強い」です。
年末調整までお願いできるとは思っていませんでした。
あと個人的にすごく感動したのが、毎月の定例会議がとても簡潔なことです。「こんなに簡単に終わってしまうんだ」と驚きました。確認しなければいけないことに焦点を絞っていただけるので、基本的に 30分以内 で終わる。社内の会議はどうしてもダラダラしがちなので、そこはすごく勉強になりますし、自社にも取り入れたいと思っています。
今後の展望を教えてください。
上野様:当社は「モノづくり」から「体験づくり」へと進化し、付加価値の高い事業構築を進めていきます。そのためにも、仕組み化と効率化は引き続き重要なテーマです。
現在の業務領域にとどまらず、より広い業務フローの最適化にも活用していきたい。DX を目指すうえで業務の棚卸しや体系化は必要不可欠ですが、そこを言語化・体系化していただけるのが Cloud Buddy の得意なところだと感じています。DX 推進の中核パートナーとして、ビジョンを共有しながら進めていきたいですね。
西田様: 個人的には、経理業務を新しいメンバーに渡して、人事労務や人事企画の領域に注力していきたいと考えています。管理部の業務にはまだまだ効率化できるものがあるのではないかと感じています。
BPO 活用を検討している企業へのメッセージをお願いします。
上野様:業務を抱え込むのではなく、一度棚卸しをすることをおすすめします。1人で棚卸しをしようとすると、当たり前にやっていたことは見える化できないんです。外部のパートナーに見てもらうことで、「ここも業務の一つだったんだ」と再認識できる。業務を再構築・再設計してもらえます。
「人を増やすよりは仕組みを整える」。そして何より、相談しやすい空気感の中で、業務改善パートナーとして並走いただける安心感は、数字では測れない大きな価値だと感じています。
西田様:管理部は会社になくてはならない部署ですが、人なので何があるかわからない。急に働けなくなることを考えると、業務の一部を外部に出しておくことは、ある意味「バックアップを取る」ようなものだと思います。
社内のコアな業務を社内だけで引き継ごうとすると、引き継ぎの過程で情報が広がってしまうリスクもあります。守秘義務のある外部パートナーに任せることで、そうしたリスクを抑えられるというメリットもありました。そして産休・育休のタイミングで実感したのですが、3ヶ月くらいでパッと外に出せる体制があるというのは、女性が働いて復帰してを繰り返す中ではとても良い仕組みだと思います。
